2013年3月24日日曜日

平川いつか「夜をこえて」展


早川倉庫でmt ex熊本展を見たあと
河原町のIROMURAで開催中の
平川いつかさんの個展「夜をこえて」を見てきました。
ドローイングやマスキングテープを使った作品(真骨頂)など
素敵な作品が並んでいます。
mt展からマスキングテープツアーと呼んでもいいほど(笑)
長女と長女の友達も連れて言ってたんですが、しばらく二人は
マスキングテープを使って絵作りに夢中になっていました。

今月3月28日(木)まで開催中で、時間は12時から19時くらいまで。
入場無料 場所は河原町のIROMURA
※26日(火)のみ16時から23時の「よるじかん」に開場。
※25日(月)はお休みです。



久しぶりに来た河原町。ちょっと大友克洋の世界っぽいなぁ
なんて思いながら帰りました。


mt ex 熊本展


早川倉庫で行われている
mt ex 熊本展にようやく行ってきました。


 入り口に置いてあるMINIかわいいですねー。
倉敷ナンバーが付いてたので自走してこられたのでしょうか。


長女と長女の友達を一緒に連れて行きました。



早川倉庫の壁もラッピング きれいだなー。建物との
ミスマッチ&マッチ

最終日近くの週末とあって、会場はすごい人。
箱にマスキングテープを貼るテーブルは隙間なく
びっちりでしたし、販売コーナーも大賑わい。
マスキングテープが流行の域を超えて、定着したんだなと実感。


そして二階に上がると別世界。マスキングテープが貼られた
提灯が800個以上(子どもたちが数えたらしいです。)
ここでも早川倉庫という場所が相乗効果を上げている気がしました。



mt ex熊本展は3月25日(月)まで
場所は早川倉庫 詳しくはこちらをクリック→

2013年3月19日火曜日

前世紀 LOST WORLD


先日博多に行った時、大名にある古本屋さんにふらっと入った時
奥さんから「これ買わなくていいの?」と渡されたのは
手塚治虫の「前世紀LOSTWORLD」だった。
実は、手塚作品にかぎらず持っていたマンガは、
ほとんど手放してしまって、なおかつ手元に置くのを
そんなに増やすつもりもなく、ま、このへんの理由はいろいろ
あるのだけれど、ま、そんなことはともかく
久々に見た、初期手塚作品の絵にやられて購入しました。
ロストワールドを最初に読んだのは、多分小学生の頃、
手塚治虫全集でだと思います。
あの頃、手塚治虫全集って毎月、複数冊出てたんじゃなかったけなぁ‥
集めるのも選ぶのも大変だったもん。
でも、あの頃でもほぼ手に入れるのが不可能になっていた
初期の作品たち、短編などが新しい印刷でたくさん読める
という画期的な試みだったんだと、今になって改めて思います。
「ロストワールド」「メトロポリス」「来るべき世界」‥
何度読んだか分かりませんが、一番影響を受けたのは
今回買ったロストワールドじゃなくて来るべき世界だったなぁ。
なんてことを、今回久々に初期手塚作品に触れて思い出しました。
手塚さんのマンガってあんましハッピーエンドじゃないんですよね。
そこが、またいいところなんですけど。

「ロストワールド」本当に久しぶりに読みましたが、
今読んでも、普通に面白い。これはやっぱりすごいことです。
この本は昭和52年発行の本なのですが、マンガ本編はもちろんですが
買ってよかったと思ったのは、巻末の手塚さんのあとがきです。
そこではロストワールドを描き始めたのが、戦時中だったということ。
(驚きです)エピソードが、すごくいいのでちょっと引用しますね。

(略)ノートで十冊分、ページ数でいうと五百ページくらい。それをまとめて、
肉筆単行本みたいなものを作り、友だちに回覧したところがたいへん
おもしろがってくれて、ある友達などは、電車の中で読んでいると、
隣りに座ったオッさんが盗み読みしていたなどというニュースを
聞かせてくれて、うれしい思いをしました。(略)

何と描いたのが中学生の頃ってのが驚き!ですが、
手塚さんって、このへんのうれしさを、最後まで持っていた
方なんじゃないかと思ってしまいます。きっとそうだったんじゃ
ないかなぁ。

この肉筆単行本を元に単行本になるまでには二転三転あるのですが
ロストワールドにはオリジナルと子ども向けの2作が存在しているのは
今回はじめて知りました。出版するにあたって、も子ども向けに
編集されたものだそうです。あとがきで手塚さんも触れていますが
子ども向けに変更したためにストーリーで辻褄が合わない部分があり、
作者としてはもどかしいでしょうねー。オリジナル版は中学生の頃
描かれたものですし、もう読むことはできないでしょうけど
読んでみたいですねー。

それから、この本の印刷は、当時をしても、けしてほめられたもんじゃ
無いのですが、この本に収録された原稿は「書き版」という
原稿をフィルムに転写する技術が出来る前の版下を作る職人さんが
原画を模写!するという方法で作られたもので、線は手塚さんの
線じゃないそうですが、当時の雰囲気を残すためにそのままにしたそうです。

そしてラスト近くのモブシーン。このへんの遊びも手塚さんが
作ったマンガの方法ですね。
ここに描かれているのは昭和二十二年ごろまでに新聞雑誌に
載っていたマンガの主人公を集めたものだそうです。
マンガだけじゃなくてディズニーのキャラクターもまざっていたり
(最近、コム・デ・ギャルソンで使われたキャラクターもいますね。)
版権だの権利だの無かったのどかな時代ならではの楽しさですね。


「買わなくていいの?」で買って良かった。
久々の手塚マンガにしびれました。



「未来の生活」PFK


3月17日テラス江津湖で行われた
Pray From Kumamoto(←詳しくはこちらをクリック)
「未来の生活」に、絵の展示とバッジのデザインで参加しました。


(搬入直後の写真です。)
ホントはすごく賑わってたのに
写真が下手すぎるっていうか、タイミングが悪いのか…


実家の用事で、搬入時にちょっと、
そのあと午後にちょっと、んで搬出も早めに
させてもらったので、滞在時間が短く
参加者の方、運営スタッフの皆さんに
ご挨拶が出来てなかったりして
申しわけなかったです。


来ていただいた皆さん、ありがとうございました。

スタッフの皆さんお疲れ様でした。

今回も参加させてもらってうれしかったです。




2013年3月13日水曜日

ARGO



公開終了が迫っている「アルゴ」駆け込みで
やっと観て来ました。

結末はわかっているのに、手に汗握らずに入られない。
面白かったー。ベン・アフレックに監督賞あげても
よかったんじゃない?と思ったり。
(アカデミー賞では、監督賞にはノミネートすらされてないもんね)
静かで抑えの聞いた画面。ベン・アフレックカッコ良かったよー。
あと、サントラも欲しくなりました。

シネプレックス熊本で明日まで。
アカデミー賞受賞記念で1,000円だし
まだの人は、ぜひおすすめします。

熊デザ18期生卒業式②




1つ前のブログでも書きましたが
昨日は非常勤でお世話になっています
熊本デザイン専門学校の卒業式に出席しました。
もう18期生になるんですね。


式後の謝恩会にも参加させてもらいましたが
その時にイラストコースの学生たちから
昨年の10月に長崎書店で開催したグループ展
「ヨミサキアンナイ」の手作りの図録を
プレゼントしてもらいました。



ていねいに作ってあります。



それぞれ参加した非常勤の僕らへのメッセージもあって
感激しました。イラストコースの学生たちとは
短い期間の授業でしたが、ホントにありがとう。
そして卒業おめでとう。

卒業していきなりイラストレーターになるわけでは
ないだろうけど、絵を目指す人は描き続けてほしいと思います。
他に面白いと思うことがあれば、もちろんそっちに行くのも
アリだけど、ボクは絵を描くことだけは取り上げられたくなくて
今に至るです。大成功しているわけではないけど
その気持だけは、今でも変わりありません。

「ヨミサキアンナイ」
イラストコース18期生のグループ展として
続けていくのもありかもしれませんよ。

熊デザ18期生卒業式




熊本デザイン専門学校の第18回卒業式に
参加をして来ました。

いつもよりも華やかで、晴れ晴れとしている
学生たちが眩しく見えます。

卒業おめでとう!

授業を担当したイラストコース、マンガコースの皆んなは
卒業でいきなりプロのイラストレーターや漫画家に
なるわけではないけれど、描くことを続けてほしい
続けていれば、何かがあるからね。

メディアデザインの皆んなには、一人ひとりにメッセージを
送りたいところだけど、長くなりそうなので
とにかくみんな元気でどっかでまた会えることを
楽しみにしています。