2010年10月6日水曜日
La!Bunko後記②
イラストラフを見せるミーティングの日。この日は
後で名付けられる制作スタッフ「チーム、ラ・ブンコ」が
揃っていました。美少女モデルのこと、デザインの方向性
そして、イラストの確認。
ここで、長崎社長、長崎書店児玉さん、ネストの河北さん、光永さん
カメラマン森さん、チームからイラストに関して
いろいろと話しを聞けて、自分の中で描く絵が話しながら
頭の中に出来上がっていきました。前回書いた通り、元になった
「よるのしずく」に引きずられていたところを指摘してもらい、
新しい絵をかくという基本的なところに戻れました。
また、「本の人」も気に入ってもらえたので、
核となるイメージが出来て、スチッチが入りました。
やはり、自分のイメージの中に、誰かのイメージが入り込むと
グッとイメージが広がりを見せていきます。
この後、本格的なイラストのラフ制作です。
ここでも、イメージ作りで苦心しますが、最初の迷っている
ときとは意味が違います。当初、クレヨンで描くはずだったのも、
サイズや縮小率を考えて、ダーマトグラフを使用することに決めて、
さぁ、あとは、ひたすら完成に向けて描くだけ描くだけ。
ダーマトグラフでと、書きましたが、よるのしづくの時と同様
ダーマトを使って、こういう絵を描くのは初めてです。
しかし、この緊張感が、いい方に作用したと思っています。
緊張感といえば、・・正確には緊張ではないのですが
今回のイラストを描くときに、一番気をつけていたのは
「力まない」事でした。愛着がある長崎書店さんのお仕事で
なおかつ、直接お願いをされていて、大好きな本のイベントで
そして、いつか仕事でご一緒したいと思っていたネストさんと
仕事が出来る。とにかく「うれしい」しかないわけで、
これが力まないわけないんです。でも、自分のうれしさが力む
方向に行くと、とんでもない空振りをして、持ってる力を
出し切れないことがありますから、そこの穴にだけには
はまってはイカンぞと、いい聞かせながら、持っている力を
振り絞って制作したのが、ラ・ブンコのイラストレーションです。
最後の最後まで気が抜けなかったし、もっというと
製作中も評判は良かったのですが、イベントが始めるまで
自分の描いた絵が、どう受け取られるかドキドキしていました。
(つづく)次で終わります。
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