懐かしのヒーローたちが東北のために復活!
大震災後、被災地でのサイン会に参加したり漫画単行本を送ったりと、チャリティー活動を経験した漫画家・細野不二彦が、「漫画家なら漫画を描くことで貢献したい」との思いから、大震災からの復興支援と「3.11を忘れない」ために、かつての人気キャラクターたちが復活するという企画を提案。その思いに賛同した8人の人気漫画家たちにより、ビッグスピリッツ・少年サンデー・ゲッサンのコミック3誌に『ギャラリーフェイク』『サイボーグ009』『うしおととら』『犬夜叉』『銀の匙SilverSpoon』など、大ヒット作の新作読み切り8作品が掲載されました。その復興支援読み切りシリーズ「ヒーローズ・カムバック」と、2012年3月発売のビッグコミックに掲載された震災を題材にしたかわぐちかいじの『俺しかいない~黒い波を乗り越えて~』を併載して単行本化。その必要経費を除くすべての収益と印税を寄付することで、復興支援の輪を広げるためのアンソロジー集です。参加した漫画家は、細野不二彦・ゆうきまさみ・吉田戦車・島本和彦(原作・石ノ森章太郎)・藤田和日郎・高橋留美子・荒川弘・椎名高志。特別ゲスト、かわぐちかいじ。 (amazonより)
ゆうきまさみさんのTwitterで知り、ぜひ読みたいと本屋さんへ(自転車で)走りました。
「うしおととら」や「GS美神」など、今まで読んだことがなかったマンガも
(なんで今まで読まなかったんだろうか?90年年代の少年マンガは自分の中ですっぽり抜けているところ。
読もう!もっと。脱線すると、大友克洋や寺田克也の絵に憧れるボクですが、自分がホントに
マンガの絵として好きな絵ってGS美神の椎名高志さんのような絵なんだと再確認。)
ぐいっと引き込まれる内容で、どの読み切り作品もすばらしく面白い。中でも驚いたのは島本和彦さんのサイボーグ009。確かに島本さんの絵なんだけど
コマ割りというかカット割りや絵の構図、展開の仕方が石森章太郎のマンガにしか
見えない。このオマージュは感動的です。
もちろんギャラリーフェイクも、犬夜叉も、伝染るんです、究極超人あ〜るも最高。
銀の匙、開拓民編はさすがとしか言えません。
ラストに掲載された、かわぐちかいじ「俺しかいない〜黒い波を乗り越えて〜」まで
全てのマンガを読み終えて、本を閉じるときに、きっとなにか思い、感じるはず。
作品集の必要最小限の経費を除く収益、印税は寄付をされるそうです。
寄付先は、「漫画はそもそも子供たちのためのもの」「子供たちの元に本を届けたい」という漫画家たちの思いから、被災した子どもたちや学校に本を届ける活動を続けている「大震災出版復興基金」ならびに、岩手・宮城・福島の各県庁が主催する、震災遺児への育英基金に寄付いたします。(amazonより)
「ヒーローズ・カムバック」ぜひ、おすすめします。
0 件のコメント:
コメントを投稿