川村元気「世界から猫が消えたなら」
2013年の1冊目です。
帯にやられて買っちゃったとこもあるんですが、
読んでよかった1冊になりました。
自分の寿命を伸ばすために悪魔と取引をして
世界から何かを1つずつ消していく‥
なんだか怖い話に聞こえますが
物語は、心地良いくらいのファンタジー感と
ユーモアを含んだ現実感の中で展開されていきます。
切なく可笑しく、愛おしくなる物語。
面白い本を読むと、誰かとその本について
話したくなりますが
まさに誰かと話したくなる。
そんな小説ではないでしょうか。
若い友人たちに薦めたいとも思いました。
そして、読んでいて映像がすごく浮かぶ本でもあり、
どんな本を読んでも映像は浮かびますが、
凄くクリアに情景が浮かぶ本でした。
著者ご本人が映画プロデューサーということもありますが
そのことに関係なく、映画化(映像化)されるような
予感がしていますし、期待もしてます。
映像化はいやだなぁと思う好きな本もあれば
映像と小説の共存を見てみたいと思う本もあります。
「世界から猫が消えたなら」は後者。
映画がいいなぁ。
今月は読書月間。昨年はあまり本を読まなかったので
今年は1月からどんどん読んでいきますよ。
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