2012年3月31日土曜日
さよならぼくたちのようちえん。
長男が2年間、長女は3年間お世話になった
「敬愛幼稚園」の園舎が建て替え、移動になることが決まったのを
知ったのは去年のこと。あの園舎がなくなってしまうのかー…
さみしくなるなぁ、という気持ちと、そして、
もったいないなぁという気持ちでした。
卒園された人達、そして子どもたちがお世話になった人達も
懐かしい園舎にお別れができるようにと設けられた
3日間の幼稚園の開放日に、昨日家族で行って来ました。
懐かしい教室。園庭、園庭から見える空
なつかしい匂い。いろんなことがあったけれど
本当に幸福な時間だったなぁ。
通園時代の想い出として忘れられないのが、当時「すぱいす」に
連載させてもらっていた4コマ漫画「すぱパパ」です。
幼稚園が舞台になることも多く、先生たちにも登場してもらいました。
この日、おゆうぎ室にあった、寄せ書きの広用紙に
記念に描かせてもらいました。
「大きくなったねー。」先生たちから声をかけてもらう子どもたち。
「大きくなったね」といってもらえる間が子ども時代なんだよ。
そして、そうやって声をかけてくれる人達がいることは
きっとすごく幸せなことだと思う。
園庭でお迎えの時、子どもを待つ時間の思い出。
お母さんたちに混じって、少数だったお父さんのお迎えだったけど。
(自発的、というか、どーしても送り迎えしたかった。)
子どもたちの歓声、お母さんたちの声、たわいないおしゃべり
先生たちが子どもたちを呼ぶ声、子どもたちが先生を呼ぶ声。
おゆうぎ室では、もう引退された先生や、在園の先生たちがいらっしゃって
引越しの忙しい中、訪れる子どもたちや、親たちと話が出来る場を
作ってられました。僕らも古いアルバム(過去のアルバムがたくさん。
一番古いのは1957年!)を開きながら、いろいろお話させてもらいました。
その時には気づかなかったけれど、幼児期は、本当に一瞬で、
でも、その渦中に居るときには永遠に続くように感じる時間でした。
この日、印象的だった景色。
制服姿で来ていた中学生の女のコの3人組が
ひとしきり園庭で遊んで、先生たちと携帯で記念写真撮って
じゃぁ、帰るって時に、「せんせいさよーならぁ」って子どもみたいな
イントネーションで言ってて、先生たちも「はい、いってらっしゃい」
「また、おいで」と返す。
すごくいいシーンでした。
さよならぼくたちのようちえん。
自分が通ってた幼稚園なんて、とっくに園舎は建て替えられていて
だからって、ぜんぜん寂しくないのに、本当に不思議なもんです。
あんまりしんみりしていると
なんだか幼稚園自体がなくなっちゃうみたいだけど(笑)
幼稚園はなくなりませんよ。新園舎で(写真見たらすごく良さそう)
これからも歴史と、子どもたちや保護者の想い出を刻んでいくことでしょう。
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